節電のこと

 現時点での節電の知恵、そして、今夏の節電の具体的な方法については既に多く報じられ、解説もなされているので、それらはここでは措いておく。

 社会のそれなりに大きな節電の努力により、例えば、コンヴィニエンス・ストア、スーパー、公共施設、駅構内などが普段よりも薄暗くなった。私は極端な弱視と遠視により、暗がりでは文字を判読できない為、強輝度LEDペンライトを常時携帯しているが、それでも、個人的にはこの程度の明るさで充分だと思う。常々感じてきたことだが、今までがあまりにも明るすぎたのだ。コンヴィニエンス・ストア店内や自販機、広告の類、そして、夜間の煌々とした各種照明などは言わずもがな。それら以外でも、昼間から明らかに必要の無い照明を煌々と点けているという場面には、あちこちで出くわす。特に気になるのは、JRをはじめとする駅ホームの蛍光灯である。JRに消灯を申し入れしたことがあるが、もちろん改善はされていない。

 駅ホームの照明は鉄道会社が必要に応じて切るしかないが、利用者が切ることのできる場面では、私は極力切っている。明らかに出入りの少ない公共施設などのトイレなどは、その筆頭に挙がる。また、使用してしない部屋の照明も切るべきで、実際そうしている。

 さて、やがて電力に余裕が生じ、3・11のほとぼりも覚めた頃には、過剰照明の世の中に「戻る」のだろうか?現状のまま、元に戻すべきではない。今の状態が世界標準である。

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